
近大附属中学校東広島校は塾に行かずに合格できるのか
今回は近大附属中学校に合格するのに塾に通わずに合格できるのかという内容です。
塾に通いながら中学受験をするのが一般
中学受験には一般的には多大な時間が必要です。
小学5年生の頃から毎週2回以上塾に通っている中学受験生も珍しくありません。
でも、中学受験はしたくても、習い事などでなかなかその時間を割くことが出来ないというご家庭もいらっしゃると思います。
近大附属の難易度
そんな中で、東広島市にある中学校の中で比較的難易度が低い中学校として近大附属中学校があります。(近中と略されたりしますね。)
難易度が低いとはいえ、ちゃんとした中高一貫校なので、公立中学校とは違い高校受験をする必要がありません。そのため、大学受験の対策に速いうちから取り組むことが出来ます。このような点から、入学後の努力次第で偏差値の高い大学に行くことも十分望めます。
近大附属なら塾無しでも合格できる?
難易度が低いのであれば塾に通わずに近大附属中に合格できるのではないかと思う方もいらっしゃると思います。その可能性は十分にあります。実際に近大附属中に通っている生徒さんの中にも塾に通わずに合格された方も多数いらっしゃいます。
結論を申し上げますと、塾に通わずに近大附属中に合格することは十分に可能です。正しい対策を行えば塾に通わなくてもほぼ確実に合格することができます。
近大附属中は塾に通わずに合格できる理由
入試方式には「専願」と「併願」がある
近大附属中は塾に通わずに合格できると言い切る理由の一つに、その入試制度があります。
合格した場合必ず入学するという約束をしなければならない専願と、合格しても入学しなくても良い併願があります。
もっと詳しく言うと専願にも2種類あって「専願Ⅰ」と「専願Ⅱ」があるのですが、今回は一般的な専願である「専願Ⅰ」についてお話します。
専願と併願だと、当然専願の方が合格に必要な点数が低いです。近大附属中が第一志望なのであれば、専願で出願した方が良いでしょう。
塾に通わずに合格できるといったのは、塾に通わなくても専願で出願すれば合格できるといった意味です。
例えば平成31年度の合格点を見てみると、
併願で出願した場合152点なのに対して、前期の専願の場合だと、140点で合格できます。(公式ホームページより)この12点の差がピンと来ないかもしれませんが、余裕で合格できる人や、明らかに合格点に達しない人をのぞいてこの辺りの点数を取るわけですからこの差はかなり大きいです。
併願だったら不合格だけど専願なら合格になるような点数を取る生徒さんが多いのが現状です。
専願にすることで入試の難易度を下げることが出来るのです。
珍しく前期入試と後期入試がある
基本的に中学入試は一発勝負です。たとえ過去問演習でいい点が取れたとしても、本番で緊張して大きなミスをしてしまえば合格することはできません。しかし、近大附属中学校東広島校は一発勝負ではなく二発勝負です。前期入試と後期入試があるので、もし仮に前期試験で合格できなかったとしても後期試験で合格すれば入学することが出来ます。
私自身も中学入試の時に緊張して時間内に問題が解ききれなかったという苦い経験があります。もちろん二回とも不合格では意味がありませんが、他の学校と比べてこのようなリスクが低いのが近大附属中なのです。
つまり、どれだけ学力があっても本番のコンディションで不合格になることもある他の学校に比べて、合格できるだけの学力をつければ、合格できる可能性が高いのが近中なのです。
そもそも合格点が低い
先程平成31年度の前期の専願の合格点が140点だったと申し上げましたが、320点満点中の140点です。得点率でいうと44%です。一般的な中学入試では55%~65%の得点が要求されるのに対し、近中はたったの44%でいいのです。もちろん年によって合格点は変わるので一概には言えませんが、半分取れてしまえばほぼ確実に受かってしまうのが現状です。
しかも、問題自体が難しいということはありません。むしろ、問題も他の学校と比べて易しいです。
まあダイレクトに言ってしまえば入試自体が簡単なのです。偏差値も38~42と言われているくらいですからね。(https://www.minkou.jp/junior/school/14185より)
そんな簡単に受かってしまう学校に行く必要があるのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それについては後程解説いたします。
近大附属中学校東広島校に塾に通わずに合格する方法
参考書で学習をすすめよう
塾に通わずに近大附属中に合格するのには、参考書が必要不可欠といっても過言ではありません。いくら問題が簡単とは言え、学校の教科書だけでは対応しづらいような問題も出てきます。
そのような問題の解き方が参考書には載っているので、参考書を使って学習するべきです。
それではおすすめの参考書を紹介していきます。各科目1冊しか紹介しませんが、どれもその1冊をやりこんで、そのあと過去問に取り組めば合格することが出来るでしょう。
おすすめ参考書、算数編
塾技100は中学入試算数に必要な考え方を網羅した参考書です。
この参考書一冊をやりこめば、近大附属中の問題で高得点を取ることが出来るでしょう。
おすすめ参考書、国語編
「受験国語の読解テクニック」は国語の問題を解くのに必要な読解力をつけることが出来る参考書です。国語は感覚で解いてしまう生徒さんが多いため、得点が不安定になりやすいですが、この参考書で学習することで、高得点の安定化を図ることができます。
おすすめ参考書、理科編
中学受験の理科の試験では、基本的には学校の教科書に載っている内容がでてくるので、学校の教科書を隅から隅まで覚えることでも対応できますが、この応用自在では、入試で出やすいポイントをまとめてくれていたり、例題が載っていたりとより効率よく学習することが出来るので、この参考書で学習することをおすすめします。
おすすめ参考書、社会編
社会も理科同様、入試に出るポイントがきれいにまとめられている応用自在がおすすめです。
過去問演習も忘れずに
一通り参考書を仕上げたら過去問演習をしましょう。実際に解いてみて合格点に達するのかどうか確かめるとともに、問題の傾向をつかむことが出来ます。
また、本番んでの緊張を和らげる効果もあるので、きちんと時間を計りながら演習を行うと良いでしょう。
上記の過去問集は実際の入試と同じ紙のサイズで作られており、本番に近い環境で練習することが出来ます。
必要な時間はどのくらい?
生徒さんによって合格に必要な時間はもちろん変わってきますが、私の経験で目安を言うと、
「小学校6年生から学習を始めて200時間」だと思います。
これは他の学校と比べると非常に少ないです。
また、学校中で成績の良い生徒さんであればこれよりも少ない時間で合格することも十分に可能です。
必要な時間が200時間だった場合、1日2時間の学習を100日でも良いですし、1日1時間の学習を200日でも良いです。もっと言えば、受験まで2か月前から始めて、1日3~4時間の学習でも対応できます。
とにかくこの200時間の学習時間を確保してやることが重要です。
塾に通う生徒と比べて不利な点
これまで塾に通わずに近大附属中学校に合格する方法をご紹介してきましたが、ひとつだけ塾に通う生徒と比べて不利になってしまう点があります。これが原因で合格することが出来ないといったケースも考えられます。
それは、勉強に対するモチベーションです。
塾の先生はやり方は違えども、生徒に勉強させることに関してはプロです。また、塾に行けば、自分と同じく勉強をしている人がいるので、勉強する気になりやすいです。
それに比べて、塾に通わせない場合、勉強場所が自宅になるので、なかなかやる気にならないといったことがあり得ます。
その結果、前述の200時間の学習時間が確保できなくなり、合格できないといったケースも考えられます。
そのためには保護者の方が勉強させるように導かないといけません。
その点で塾に通う生徒と比べて不利といえるでしょう。
MANAVIVA自習室のご紹介
※現在教室ではなく、広島大学周辺のコワーキングスペースにて授業を行っていますので、自習室利用は終了しています。ご了承ください。
MANAVIVAでは、授業を取らずに自習室のみを利用することができる、自習室プランをご用意しております。小学生の方でもご利用可能です。
適度な緊張感があり、学習に集中できるスペースになっております。また、広大生チューターが常駐しているので、わからないところを質問することも可能です。
初回無料でご利用いただけるので、ぜひお越しください。お申し込みは不要です。
場所は西条駅から徒歩10分、いきなりステーキの隣です。
近大附属中東広島校に行く理由
先程、近大附属中合格が簡単であることをご説明しました。実際に偏差値も低いです。そのような学校に行く意味があるのか疑問に思う方がいらっしゃるかもしれないので、近大附属中東広島校に行くことに対するメリットを説明します。
メリットその1.中高一貫校であること
中高一貫校に行くことで、大学入試において有利になります。高校入試を受験する必要がないので、その分早いうちから大学入試の対策を行うことが出来ます。
メリットその2.学力に関しては入学後に上がる
もちろん個人の努力次第ですが、入学後に学力は上がることが見込めます。
実際に近大附属中東広島校の偏差値は38~42ですが、高校になると、61~67とかなり高くなります。(https://www.minkou.jp/hischool/school/deviation/1561/より)
まとめ
- 近大附属中学校東広島校は広島県内でも比較的簡単な中学校である
- 近中は塾に通わなくても合格することは十分可能
- 塾に通わない場合、参考書と過去問で学習を進めよう
- 入試は簡単でも、入学後に学力を上げることは十分に可能
また、今回ご紹介させていただいた当塾の自習スペースについてはこちらです。